386. ニューキャッスルシェイプ/総手描きモスローズ・透かし彫りプレート(英1840-50年頃)
1840年代に流行したミントンの「ニューキャッスルシェイプ」。
その透かし彫りバージョンの25cm飾り皿。
刻印はありませんが、窯元はやはりミントンと推測しています。
中心にオールハンドペイントで描かれているのは、モスローズ。
モスとは「苔」。ご覧の通り、茎など全体的にに苔が生えているように見えます。
モスローズはケインティフォリア・ローズ(ルデューテの植物画にも描かれ、また女流画家ヴィジェ・ルブランが描いたマリー・アントワネットがこの薔薇を持った肖像画は有名ですね)から突然変異で生まれたローズとされていますが、多弁で可憐なその姿はイギリスやフランスで同時代から愛されています。
格子の部分には金の縁取りが施され、3つの窓絵には野花のブーケがコントラストが強めの鮮やかな色合いで丁寧に描かれています。
<コンディション>
やや難有のため、大幅にお値段を下げてあります。
1.格子の金彩に擦れがあります。(お写真にてご確認ください)パッと全体を見たところそんなに気になりませんが、格子部分に意識を置いてご覧になっていただくとわかります。
2.2か所、極淡く細い約1~2cmのヘアラインがあります。かなり淡く直線的ではないことから、製造時由来のもののようにも見えます。どちらかというとかなり薄い貫入のような見た目で、こちらの方でも1度目の検品で見逃した程、見た目わかりにくいヘアラインです。裏表両側に確認できます。最後のお写真達でご確認ください。
3.全く目立ちませんが、僅かな貫入があります。表側はモスローズの下に長さ1~2mm程度のものが少しありますが、こちらも目の高さに持ってきて日光に当てながら探してやっとわかる、という程度です。裏側はもう少しわかりやすく、また裏側フットの底に小さな凹みがあります。
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