385. ミントン/ローズ・オン・ターコイズ ティーカップ(英1885)
ヴィクトリア女王が愛したヴィクトリア時代のミントン窯。そのミントン窯の最も得意とする技術が惜しみなく注ぎ込まれた非常に「ミントンらしい」ティーカップです。
縁内側の金の帯は、同窯のお家芸であるアシッドゴールド技法で立体的に表現された古代ギリシャのメアンドロス模様。
同じくアシッドゴールドで装飾されたメダリオンがカップに4つ、ソウサーに6つ。とても贅沢ですね。
そしてミントンブルーの名称で知られる深みのある透明感が美しいターコイズブルーのエナメル彩が、広い範囲で装飾されているのも珍しいです。その上にオールハンドペイントで丁寧に描かれた可憐なピンクのローズ。色のコントラストも見事です。
ターコイズのエナメル彩の縁を装飾するのは、白のエナメル彩で立体的に仕上げられたジュール彩。
まるで真珠のジュエリーのようで、とても可愛らしく、また気品に溢れています。
カップのハンドルには、デフォルメされた鈴蘭の紋様。小さな部分まで手を抜かない装飾は観る者を飽きさせません。
ミントンファンにはたまらない見事な逸品ですよね。
バックスタンプは「MINTONS」とロンドンの老舗「John Mortlock」社のダブルネームとなっています。
とてもレアなお品です。
<コンディション>
欠け、ひび、貫入の無い大変優れた保存状態です。ブルーのエナメル彩にも貫入が無いのは貴重ですね。
縁に少し、またハンドルの鈴蘭(一番上の鈴蘭)に金の擦れがありますので、お写真にてご確認ください。
ソウサーに刻印されたマークから1885年製と読み取れますが、この時代のお品でここまで美しい状態で残っているのはとても嬉しいことです。
<サイズ>
カップ:口径9.5cm、高さ約6.5cm ソウサー:直径14.5cm、高さ約3cm
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