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289. コールポート/アデレードシェイプ濃藍(こあい)の総手描きトゥルートリオ(英1833-1839年頃)

289. コールポート/アデレードシェイプ濃藍(こあい)の総手描きトゥルートリオ(英1833-1839年頃)

 

ヴィクトリア女王即位前後のイギリスでつくられた見事な総手描きトゥルートリオです。コバルトブルーを背景にしたカップは、この時代に多く作られていますが同じコバルトブルーでも淡いものから深いものまで幅があります。このカップのコバルトブルーは、黒に近い非常に深い色味で「濃藍(こあい)」と表現しました。濃厚な藍につややかに光る釉薬が施され、カップに二つずつ、ソウサーに三つ描かれた窓絵の鮮やかな花絵と上品な金彩とのバランスが美しい逸品です。

 

熟練した金彩師による金彩装飾は、その滑らかな筆跡の美しさに惚れ惚れとしてしまいます。隠れた花を探すのも、飽きさせません。そして高価なエナメルを使用した発色の美しい花絵もまた白い白磁に映えてとても綺麗です。丁寧に描かれた花びらの1枚1枚に永遠の美を感じます。

 

<コンディション>

 

パッと見たところ、完璧に見えます。ただお値段を大幅に下げているのは、ティーカップに微細な貫入があるからです。全体にあるわけではなく、外側の胴の一部(ハンドルと反対側周辺)、フット回り、そして内側の底周辺にあります。目立たない程度ですが、フットには正面に薄茶色になっている部分(1cmぐらい)と、フット裏側(ハンドルを左側に置くと正面にくる側)に焼成時にできた素地の不良(グレーでざらついた部分/幅約1.3cm)がありますので、ご確認ください。こういったものはファイヤリングマークと呼ばれ、この時代の磁器によくあることです。

 

(一番最後の写真は、カップ内側底付近の貫入をご確認しやすいように画像を編集しています。)

 

上記以外は問題なく、金の擦れも僅かにある程度で約200年前のお品とは思えない良い保存状態です。極小さい黒点や金と塗料の飛びがありますが、目立たない程度です。一番金が擦れている部分はコーヒーカップのハンドル部分だと思いますが、それでも気にならない程度でほとんど綺麗に残っている状態です。全体をお写真でご確認ください。この時代のお品は欠け/ひびが伴って金彩もかなり擦れていることが常ですので、このようにダメージや擦れの無いお品はとても希少ですね。

 

ティーカップ:10×6cm、 コーヒーカップ:8.5×7cm、ソウサー:約15cm パターン番号:3/889

¥57,000

¥39,000

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