カントリーパブで楽しむサンデーロースト

イギリスらしい日曜の過ごし方と言えば、やっぱり家族揃ってのサンデーロースト。朝はのんびり過ごして、1~2時頃からボリュームいっぱいのご馳走。

 

料理は下味をつけて後はオーブンに入れておくだけなので、段取りさえうまくなればとても簡単。

 

家で家族団らんでも、友人を招いても楽しいし、外食ならほとんどのパブが日曜日はサンデーローストメニューを設定しているので、食べに出かけるのも人気です。

春うららかな4月半ばの日曜日、私たちは近隣の小さな村のパブへ行くことにしました。のどかな道を、20分ほどドライブです。

野には菜の花畑が色をつけてきて、美しいデヴォンの丘陵地帯にあたたかい黄色のパッチワークができていました。

 

これらは食用オイルを作るために、農家にて栽培されています。

到着した静かな小さな村、道を歩いていたおじさんにパブの場所を聞くと、「駐車場が無いから、どこどこに停めるといい。」と、ご親切。

 

時折、雲の隙間から差し込む光に目を瞬きながら、小腹をすかせて小道を歩く。

お庭ではご夫婦でガーデニングを楽しむ姿がちらほら。

皆さん、「ハロー!」とフレンドリーに挨拶してくれます。

リッチが、「屋根の上を見てごらん!」と言いました。

 

皆さん、イングランドの田舎で茅葺の家を見たら、屋根の上をチェックしてみてください。

 

本物のキジがとまってるわと思ったら、それは大体萱でつくられた小粋なキジ。

とってもリアルです。

 

でも…豚さんファミリーは初めて見ました!

下の写真はクリックすると拡大できるので、ご覧になってみてください。

遊び心いっぱいですね☆

 

実はこの大きな茅葺のお家、今は住宅となっていますが、昔は小学校だったんですって。想像してみるだけでも絵本の世界のような学校。

お目当てのパブに着きました!

 

数年前、イギリスが大不況だった時に国内のたくさんのパブが経営破綻して潰れてしまったのですが、

 

現存するパブはコストパフォーマンスの良いチェーン店か立地条件の良さ、

 

もしくは昔ながらのパブで何か光るものがあって生き残っているか…ではないかなと、デヴォンのパブを見ていて思います。

 

ここも後者の一つ、オリジナルは1855年に建てられた建物で、古くからパブを営なんでいます。

 

ちなみにイギリスで始めて「パブ」という言葉が文献に現れたのは1867年のこと。

パブリック・ハウス(社交の場)から由来してパブになっているらしいです。

昔のイギリスでは、パブの中が労働階級の空間(パブリック・バー)と中流階級以上の空間(サルーン・バー)に区切られていることが多々あり、入り口も別につけられていたんですって。

 

現代ではこうした区別は廃止されているものの、古いパブではその名残を見ることができるんです。

 

このパブも入り口のドアが二つ残っていますし(上の写真)、私たちの村のパブも同じようにドアが二つあるんですよ。

たとえ古くとも、中はカントリー・ラスティックな雰囲気で素敵に改装されていました。

 

春真っ只中だけれど、今年はなかなか気温があがらずまだ肌寒い。

大きなウッドバーナーに炎がこうこうと燃え、中は心地よく暖かいのです。

…って、今「まだ肌寒い」話をしたばかりなのに、リッチは半そでTシャツ着ていました。

 

「また新聞読むの」と言う私に、「イギリスの男はパブに来たら、くつろいで新聞を読むものだ。」とか言っていました。

 

 

来ました!チキンロースト。盛り付けも洗練されていて、とっても美味しそう。

そして私のローストビーフも!ちなみにお値段はそれぞれ£12(約2千円)ぐらいです。デヴォンの外食ランチとしては、平均ぐらいのお値段かな?

 

ここのパブは、お野菜もお肉もすべてローカル農場と契約して新鮮な食材を仕入れているのだとか…。無骨な形のヨークシャープディングがまた、美味しそうでしょう?

 

良いシェフがいるパブは、グレイビーソースも手作りで味が全然違います。

ジューシーな肉汁に野菜の旨みまでお口の中で広がるフレーバー!!

ほっぺが落ちそうなほど、美味しかったです。

おなかいっぱいでしたが、やっぱりプディングも欲しくてリッチと半分こ。

あえて素朴なスティッキー・トフィー・プディングを。

 

こくのある黒砂糖の甘みと、あつあつのスポンジ。

このパブオリジナルの、たーっぷりのキャラメルファッジソースと

デヴォンらしいオプションのクロテッドクリームをつけて…。

 

疲れた体に、ジーンと染み渡るような美味しさ。

 

またまたほっぺが落ちました。いや、落ちそうになりました。

そして紅茶も、ティーバッグではなくて茶葉で淹れてもらえることに驚き!

間違いなく、光るものがあるパブでした。店員さんもフレンドリーだし。

「とっても美味しかった!!」と、

 

帰り道はジャンプしたい気持ちでしたが、

 

前方にすでに跳んでる人がいました。

 

皆様、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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コメント: 1
  • #1

    尚美 (木曜日, 05 5月 2016)

    サンデーロースト、とっても美味しそうです