2015年紅茶占いカップ講習会 & 懇親会ティーパーティー

皆さん、こんにちは。

 

今回はこの秋、来日して開催させていただいた「紅茶占いカップ講習会」と「懇親会アフタヌーンティーパーティー」のレポートです。

 

皆様に今一度感謝の気持ちをお送りしたく、綴ることといたしました。

 

イギリスにお嫁に来てまだ間もない頃、内側にトランプ柄が描かれた古いティーカップを初めて見た時の、あの衝撃は今も記憶に新しいこと…。

 

これは一体何…!不思議の国のアリスの、マッドハッターのティーパーティーをイメージして作られたとか…?それとも何かのおまじない?

イギリス人の友人達に聞いても、皆私と同じように驚くばかり。

 

謎に包まれたこのカップに対する私の興味はどんどん大きくなり、1冊の小さなイギリス陶磁器の本から、これが1920年頃に製作された紅茶占いカップだと突き止めるのです。

 

その後間もなく、ご縁があって私はアンティークディーラーとして、イギリス全土や北米からティーカップの買い付けを行い、千を超える素晴らしい作品を手にとっていくわけですが…、

 

約150年前の美しいコールポートやH&Rダニエルのカップ、見事な絵付けのドレスデンやKPM、そしてマイセンのティーカップに、宝石のようなリモージュ、王者の輝きを放つセーヴル…そんなアンティークの芸術品とは全く別のカテゴリの魅力を持ったこの紅茶占いカップも常に、私のターゲットにありました。

 

そして得意分野のひとつとして、数多く希少な紅茶占いカップを買い付けてまいりました。これまで手に入れてきたアンティーク&ヴィンテージ紅茶占いカップの総数は100を超え、種類は60を超えます。

 

同じく紅茶占いについて集めた1900年前後の本やポストカード、雑誌の記事。そしてこのティーカップに付属されていたオリジナルの説明書…、 

 

調べていくうちに、ミステリーに包まれていたこのティーカップ達がどんどん明るみに出ることとなったのです。

 

 

日本では、いいえイギリスでも、世界中を見ても、この占いカップたちのことを知る方は現代ではとても少ないのです。

 

今回一時帰国するにあたって、お客様方から「何かアンティークについて講習会を開いてほしい」というお声をいただいたとき、真っ先に「紅茶占いカップ」についてのお話をさせていただきたいと思った次第です。

 

そうして講師研修をメインにレクチャーする日々で、今回の来日はとても充実したものとなりました。

 

今もまだときめき止まない素晴らしい出会いの数々、紅茶占いカップが私にもたらしてくれたご縁に、感謝と敬意の気持ちが溢れます。

一番最初のセミナーとなったのが、岐阜県多治見市の「コンパス紅茶」さんでの講習会。

 

コンパス紅茶さんは、インドから厳選した紅茶を直輸入、全国の有名ホテルやレストランにも卸していらっしゃるインポーターさん。

 

美味しいインド紅茶をお探しの方は、コンパスさんの紅茶をぜひお試しください。特にアッサムの美味しさは格別だと評判です。私はあえてアイスティーをイギリス人の友達らにふるまってみたく、水出しアールグレイ茶葉をいただいてきました☆

 

代表の上野理絵社長(上の写真左)とスタッフの方達は帝国ホテルの懇親会にもご参加くださいました。

 さて講習会当日、お昼頃に仲良いお客様と共に多治見に到着した私を、理絵さんがお迎えに来てくださり、ランチに連れていってくださいました。

 

イギリスに住んでいるのが可哀想なぐらい和食党の私(好物は精進料理)に、このうえないほど嬉しい懐石というセレクト。

  

美味しくてお話も楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。


多治見といえば、美濃焼き!素敵な器もお土産にいただきました。


ちなみにそれは今リッチが「サムライボール」と呼んで、自分のご飯茶碗として愛用しています。

 

地元に近いことからローカル感あふれるあたたかい歓迎を受け、一番最初のセミナーがコンパス紅茶さんで、良かったと心から思いました。 

スタッフさん方が手作りしてくださったデザートは、まるでプロの仕上がり。ほっぺがとろけ落ちそうでした。そしてやっぱり紅茶…!とても美味しかったです。

  

「占いカップについては詳しい話を聞いたことがなかったので、とても興味深く勉強になった」と皆さんからおっしゃってもらえたのが嬉しかったです。

 

コンパス紅茶の皆様、そしてご参加いただいた方々、お会いできてとても嬉しく思っています。楽しい時間をありがとうございました。

 


2度目の講習会は、千葉市の「青葉の森キッチンスタジオ」さまにて。

 

ここでの講習会は、紅茶教室TEA SMILEさんとのコラボレーションで、主宰の中込美帆先生と3名のアシスタントの方達のご協力をいただきました。

 

ウェルカムティーでは豆乳と酒粕のスペシャルな紅茶を淹れてくださり、レクチャー後はお持ち寄りいただいた軽食&お菓子などを華やかなブッフェスタイルにアレンジし、美味しい紅茶も淹れてくださいました。

 

この日だけでなく来日中、中込先生にはたくさんお世話になりました。いつも思うのですが、とても勤勉で何に対しても真摯であり、折に触れてはご親切な言葉をかけてくださる中込先生は本当にあたたかく、素敵な方です。

 

紅茶教室TEA SMILEの皆様、人数が多かったこともあり大変だったことと思います。隅々までのお心配りと素敵な会の演出をありがとうございました。

 

関東各地の紅茶教室主宰の先生方達も多くご参加いただいたこの会、手作りのお菓子やケーキのレベルもやっぱり高くて、勉強になりました。

 

皆様、美味しいティーフードをお持ち寄りいただき、ありがとうございました。


Cha Tea紅茶教室の講師さんたちと
Cha Tea紅茶教室の講師さんたちと

3度目の講習会は、個人宅を会場とさせていただいたのでお写真は控えますが、

 

Cha Tea紅茶教室主宰の立川碧先生を始め(たくさんの資料をお持ちいただき、ありがとうございました!)、

 

紅茶関連のお仕事に携わる方全4名という少人数での、まさに勉強会のような講習会でした。

 

ここでも普段仲良くさせていただいているお客様達にお目にかかれることができて嬉しかったです。

 

4度目は先ほど少し触れましたが、皆さんご存知のスクール、東京都日暮里のCha Tea紅茶教室さんでの講師研修でした。


数々の紅茶にまつわる人気著作でも有名なCha Tea紅茶教室さんは「資料や知識の量が膨大で、それがとても魅力…」とはアンティークのお客様達からよくお聞きしていましたが、まさにそのとおり!

 

テーブルには当時のきらめきを保ったままの占いカップがずらり。

 

来日前に、碧先生がメールで「レクチャー後にスタッフ一同と占いカップでティータイムを楽しみましょう♪」とワクワクするようなプランをたててくださっていたので、とても楽しみにしていました。


そんな可愛い紅茶占いカップ達の中でも、ひと際めずらしい子がいたのです。

 

星座の柄はまるで絵本の挿絵、ソーサーの光る星のイラストも、夜空に浮かぶそれのようでロマンあふれるティーカップ。私の瞳はハート型に。

 

というわけで、特別なこのカップで美味しい紅茶をいただいたラッキーな私です!

 

そもそもデヴォンの田舎から、生まれて初めての東京に緊張しながら辿り着いたカントリーな私。

 

当ブログやフェイスブックページをご覧くださっている鈴木たまえ先生が、いつも「『今朝の弘美情報』を発信している」と碧先生からお聞きしたときに、そんな緊張も吹き飛んで笑顔になりました。

 

薔薇やガーデニングがご趣味のたまえ先生とは、牧歌的イングランドのライフスタイルの話題などでも、たくさん話が合いそうです。

 

そんなふうに先生方お一人ずつご紹介をいただいてる時点から笑いが絶えず、その楽しい雰囲気のままレクチャーも、ご覧のとおりの笑顔でお話させていただいたんですよ。

英国に戻ってきたかと錯覚するほどの素敵なサロンも印象的ですが(お手洗いもとても可愛かったです)、フレンドリーでお話上手な碧先生をはじめ、各先生方それぞれの個性が光りつつ、かつゲストをとても心地よくおもてなしされる素敵なスクールだと実感しました。

 

Cha Tea紅茶教室の皆さま、ありがとうございました。りつえ先生のケーキ達も本格的イングリッシュな味わいで、とても美味しかったです。笑いの絶えなかった楽しい講習会とティータイム。願わくば、もっとたくさんおしゃべりしたかったな☆

最後の講習会は、東京都田園調布のLa Tea's 鈴木由美子紅茶教室さまにて。

 

白いカーディガンをお召しの方が、鈴木由美子先生です。

 

懇親会で由美子先生はたくさんオスカーをかまって遊んでくださり、とても優しい印象でした。

 

そして講習会ではやはり紅茶講師としても経験豊かな先生、手際良く会を運んでくださる一面も。ご自宅サロンもそんな先生の雰囲気にぴったりで、豪華だけど趣があり、ソフトでふんわりした空気感が魅力的でした。

この講習会では日本スタイルティーソサエティー会の先生方がご参加くださいました。

 

レクチャー後には、横浜の松橋郁子先生がご持参くださったエインズレイのトランプ柄占いカップで、レクチャーどおりの占いにトライしてくださったんです。

 

結果は…

茶葉が選んだカードは「とても若い色白の男性」、「小包」、「最高の形の幸運、繁栄」など…

 

「うーん、とても若い色白の男性…?」と、解釈にとまどう中、

 

「とても若い色白の男性、オスカー君を連れた弘美さんがやってきて、紅茶占いカップに関する素晴らしいプレゼントとご縁をもたらしてくれた。」

 

と、スマートに解釈をしてくださったのは、太田ますみ先生(下の写真)でした。

 

ますみ先生は日本スタイルティーソサエティー会長でもあり、日本紅茶協会主催ティーインストラクター会の元副会長、現在は顧問としてご活躍される大先生。

 

先生のその解釈を聞いた瞬間、私の心にこみ上げてくるものがありました。

 

この5年間積み重ねをしてきたこと、この夏は寝る間を削って(週2の保育園も夏休み)翻訳や写真集などの資料作りに勤しんだこと、そうしてこういう形で皆さんに紅茶占いについての知識をシェアすることができたこと。

 

それを「素晴らしいプレゼントとご縁」と表現していただいたことが、ありがたく感きわまる思いだったのです。

 

限られた時間の中で、ますみ先生の素敵なお人柄に触れることができたことをとても嬉しく思います。優しいお言葉を、ありがとうございました。

 

「弘美さんの占いカップ講習会はとても画期的で、日本の紅茶界に新たな新風を吹き込ませているんですよ。すごいことをされてると思います。遠いイギリスから本当にありがとうございます。」と、

 

帰り道に郁子先生がおっしゃってくださったことは、ずっと記憶に残る私の宝物です。

 

皆様、美味しいお菓子と素敵な時間をありがとうございました。


約1週間で全5回、皆様のおかげでどの講習会も心に残る素敵なものとなりました。

 

個人的に一番レクチャーで楽しかった部分は、占いカップの種類を皆様にご覧になっていただくところでした。

 

わかりやすいようにと下のような写真集にしてお持ちしたのですが、ページを開くごとに、可愛いカップや珍しいカップに皆様から感嘆の声があがり、なかなか盛り上がり、楽しかったです。

 

最後になりましたが、帝国ホテルの懇親会のアフタヌーンティーパーティーにご参加いただいた皆様、その後駆けつけてくださったお客様や友達にもお礼を伝えさせてください。

 

 「いつもブログを楽しみにしている」とおっしゃってくださる皆様と同様、私も皆様からのご感想やお声をいつも楽しみにしており、そしていつか、お会いしてお礼をお伝えすることができたら…と思っておりました。

 

その機会が実現し、こうして皆様と美味しいアフタヌーンティーを楽しむことができて私は幸せ者です。

サプライズで皆様が贈ってくださった美しい花束と子供達への絵本には、心から感動いたしました。

 

その綺麗な花束をアレンジしてくださったのは、Anglaise - Flower Design - の高橋愛さんです。

 

いつもブログを読んでくださっていた愛さんが、私をイメージしてアレンジしてくださったとのこと…。

 

ただ花束を受け取るだけでも胸躍るほどのことなのに、それが自分をイメージしてアレンジしてくださったものだなんて…、こんな嬉しいことはありません。

 

 皆様からのあたたかい贈り物は素敵な思い出となって、イギリスへ持ち帰ってきました。

 

 帰途でも興奮冷めやらず、その嬉しさは今なお続いています。

 

 

幹事を務めてくださった美帆先生、そしてご参加いただいた皆様、改めてとっておきの時間と、素晴らしい贈り物をありがとうございました。

 

お花と一緒にいただいたオスカーとオリへのプレゼント達も、しっかりイギリスに持ち帰り、オリも大喜びしました。

 

お客様が送ってくださったトミカの立体駐車場に、皆様からいただいたミニカーたちが毎日駐車されて、滑り台をしゃーっと滑って大活躍しています。

 

懇親会や講習会でいただいた飲み物や食べ物の贈り物も、毎日リッチと美味しく楽しませていただいています。

 今回の来日で出会った数々の素敵な女性達、何かのエキスパートとして輝く人生の先輩方。

 

品格あるマナーの中に垣間見る女性らしい細かい心配りや優しさ。お菓子作りやテーブルコーディネートのスキル。引き出しの多い楽しいコミュニケーション。

 

皆様から多くのことをインスパイアされ、学びました。

 

これらの会を通して出会うことができた皆様とのご縁を、今後も大切にしていきたいと思っています。

ここ5年の間はバイヤー&ディーラーとして活動する傍ら、イギリスで妊娠、出産、子育てを中心とする日々が続きました。

 

今後はさらに深くアンティークを通して芸術や歴史を学び、デヴォンの外にある多くの地を訪れ、もっと多岐にわたったイギリス文化や人々に触れたいと思っています。

 

そうして皆様にさらに深い、成熟したイギリスやアンティークのお話をしていけたら…という想いを心に抱き、これからもイングランドでの日々を充実させていこうと思いました!

 

では皆様、また近々お会いできることを願って…☆

 

                              ウィルク弘美

 

 

 

追伸:来年2月の講習会でホストをしてくださる紅茶教室の先生方、お世話になりますがどうぞよろしくお願い申し上げます。そしてそこでまた生まれる新しい出会いの数々に、心ときめかせて楽しみにしていますね!

 

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コメント: 8
  • #1

    ごとう (土曜日, 31 10月 2015 05:58)

    弘美さま、お会いできて本当に嬉しかったです。
    長年1ファンとしてブログを楽しませてもらっていましたが、実際にお会いすると想像通りのエレガントで優しい方でした。

    今後もお会いできる機会や、イギリスやアンティークのお話を伺える機会をつくってくださればとても嬉しいです。

    そして益々のご活躍を楽しみにしています。


  • #2

    理沙 (土曜日, 31 10月 2015 06:07)

    弘美さん、懇親会の応募に気づくのが遅くてとても残念でしたー!
    2月は弘美さんにぜひともお会いしたいので、紅茶占い講習会に参加させていただきます!今からとても楽しみです。

    P.S.アンティークの件ではいつもご親切に対応していただいて、ありがとうございます。^^


  • #3

    佐々木 (土曜日, 31 10月 2015 06:48)

    先日は興味深いお話をたくさん聞けて、わかりやすくとても勉強になりました。
    昔のポストカードや写真などは、タイムスリップした気分で拝見しました。特にバースデーカードの可愛さには感動でした!

    初めてお目にかかる弘美さんはしっとりしていてすごく透明感があり、でもチャーミングな一面もあって、益々ファンになってしまいました!2月のセミナーでも、お目にかかれること楽しみにしています。

  • #4

    尚美 (土曜日, 31 10月 2015 19:37)

    私たち日本人からすると、とてもミステリアスな紅茶占い・・・。フォーチュンテリングカップを通して、弘美さんとおつきあいさせていただくようになりましたが、実際にお会いして、紅茶占いの興味深いお話を伺うことが出来るなんて‼
    縁って不思議で素敵なものだなぁ、としみじみ思いました。

  • #5

    ウィルク弘美 (日曜日, 01 11月 2015 09:29)

    ごとうさん

    いつも応援をありがとうございます。
    ブログを読んでくださる方がいるということは、とても大きな励みです。
    これからもより良い内容の記事が書けるよう勤めていきたいと思います!
    そして綴るだけでなく、おっしゃってくださるようにお話できる機会をつくっていけたら…と思います。

    今後ともよろしくお願いします。

  • #6

    ウィルク弘美 (日曜日, 01 11月 2015 09:30)

    理沙さん

    2月の会にご参加いただくとのこと、ありがとうございます。
    懇親会は残念でしたが、もうすぐお会いできるのがとっても楽しみです!
    こちらこそ、いつもありがとうございます。^^

  • #7

    ウィルク弘美 (日曜日, 01 11月 2015 09:33)

    佐々木さん

    チャーミングな一面は、よくあることで本当にどんくさいんですよ、私。
    でもあたたかく受け止めてくださって、ありがとうございます。^^
    私も佐々木さんのようにしなやかな女性になりたいなと思っています。
    いつもありがとうございます。
    2月もお会いできるのを心待ちにしていますね!

  • #8

    ウィルク弘美 (日曜日, 01 11月 2015 09:35)

    尚美さん

    本当に不思議なものですね。まだ当初は、日本に行って紅茶占いカップのお話をさせていただくなんて夢にも思っていませんでした。
    でも、何でも継続していれば形になっていくものだなと実感しました。
    そうして色んなつながりが生まれてもいくのですね。
    尚美さんとのご縁にも感謝の気持ちでいっぱいです。
    いつもあたたかいお言葉をありがとうございます。