
紅茶や英国田舎ツアーについて、日本の皆様とのメールでのやりとりで気づいたことがあります。
「イギリスの水=硬水」とお思いの方が多いのではないでしょうか。これは一概にそうとも言い切れません。
ロンドンは硬水ですが、私たちが住むデヴォンのほとんどは軟水(WHO規格なら0-50mg/l内)が供給されています。
イギリス全土で面積的に見ると、軟水のエリアはかなり多いんですよ。
ただ、イングランドに限って見ると、硬水エリアのほうが大きいですね。

ヨークシャーティーのティーバッグは、オリジナルに加えて硬水用も発売されています。(上の写真では、緑の箱のほう。)
そのウェブサイトをご覧になると、どのエリアに硬水用のお茶が適しているか一目でわかる地図が掲載されています。(左)
緑色のエリアが硬水用ティーバッグが適しているエリアです。
イギリスの水の硬度を指す基準は、日本のものと算出方法が違いますが、日本と同じくカルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウム量(CaCO3)に換算したものを硬度とした場合の算出方法でも、デヴォンを始め、軟水エリアは多くあります。
こちらはSouth West Water(水道会社)のウェブサイト。南西イングランドの水の硬度を色で表した地図が掲載されています。黄色の部分が、日本と同じ基準での硬度で0-50mg/lの軟水地域です。水色の部分は、中軟水。
インターネットでは「イギリスへ行くとお肌や髪が大変。硬水対策を忘れずに!」という記事などをよく見かけますが、デヴォンに住む私自身は水でおなかを壊したことも、髪やお肌にトラブルが起きたことも、緑茶が茶色になったこともありませんし、水道水のお水もそのまま飲めます。
でも、ヨークシャーティーの硬水エリア地図を見る限りでは、都会にいくほど硬水よりのようですので、ご旅行や留学で硬水にまつわるトラブルがあった方がきっと多いのでしょうね。
ご参考までに。
Cristen Vandermark (金曜日, 03 2月 2017 06:56)
Ahaa, its fastidious dialogue about this paragraph here at this web site, I have read all that, so at this time me also commenting at this place.