秋色デヴォン ~イングランドに帰国して1週間~

 皆様、こんにちは。

10月6日の深夜1時、オスカーの2歳の誕生日に私たちはデヴォンに戻ってきました。

 

帰りの空の旅はオスカーもよく寝てくれて、お隣の席のフランス在住の日本人女性の方にとても親切にしていただき、空港に到着後も韓国人のおばさま達やドイツ人のお兄さんが荷物を運ぶのを手伝ってくださって、とても助かりました。

 

困った人がいれば助ける、国籍は関係ない。言葉は通じずとも、表情で気持ちが伝わる。空港では国境を越えた人の優しさがいつも身にしみます。

 

スーツケースを今か今かと待って、やっと関税を出たすぐそこに、リッチとオリが待っていてくれました。

 

眠たくてぐずっていたオシュ坊は向日葵のような大きな笑顔を見せ、「パパ!!パパー!!」と、私の腕から飛び降りてリッチの胸に走っていきました。

 

そしてオリは、はにかんだ笑顔を見せて私に飛び込んできてくれました。

車に乗り込み、オリのシートベルトを締めてあげたとき、オリが「ママ、僕ママが大好きだよ。ただママが大好きなんだ。」と笑顔で言ってくれました。

目頭が熱くなり、その言葉は疲れた体に染み渡ってぽかぽかと芯からあたたまる思いでした。

 

この後3,4日間、時差ぼけで真夜中のそれはもうすごい時間に「冬眠から覚めた熊」のように起きるオシュ坊には少々手を焼きましたが、小さなオシュ坊はまだまだ体内時計を合わせるのに時間がかかるのですね。夕べはやっと朝までぐっすり眠れたようです。

18日ぶりの我が家。この夏の終わり、リッチに外壁にペンキを塗ってもらったことをすっかり忘れていました。玄関から一番手前のピーチ色の薔薇に合わせて選んだ、ローラ・アシュレイのペンキは「Sable」という色です。ほんのりあたたかみのある淡い淡いグレー。

 

前庭の薔薇たちは、最後のひと咲きといったところでしょうか。

私達の帰りを待ってくれていたみたいで、嬉しかったです。

 

翌朝、リッチからのサプライズプレゼントを見て驚きました!

イギリスの、しかもこんな田舎でとってもレアな「ママチャリ」!

こちらでは、移動手段で自転車を使う人はとても少なく、道で自転車に乗っている方といえば皆ヘルメットをかぶって、本格的な服装を着たサイクリストばかり。自転車はスポーツとして乗られる方がほとんどです。

 車の免許を持っていない私は「自転車乗りたいな」とよく言っていたものの、どんくさいのでマウンテンバイクやロードバイクほどの本格的デビューは求めていなかったのです。だから、この誕生日プレゼントはとっても嬉しかったです!

 

「来週から週1日だけオシュ坊も幼稚園スタートするから、これで丘の下の町へもっと自由に行けるね。」とリッチは笑って言ってくれました。

 

丘の下の町は、歩くと40分ぐらい、バスだと8分程度ですが2時間に1本しかなかったんです。ちょっとパン屋さんへ…というには不便だったので、この小さな村の唯一の小さいお店で間に合わせていました。

 

でもこれからは違う!!37歳のバースデープレゼントは自転車=フリーダム!!

 嬉しくて、早速友達のクレアやジョーに見せにサイクリングしてきました。

 

クレアもジョーも「私が欲しいのもこういうのなの!!」と、家から旦那さんを呼び出して「見て、弘美の新しい自転車!私もこんなのが欲しい!」と説明していました。これからデヴォンにママチャリの会ができたら、楽しそうです。

 旅行中の洗濯物も全て片付いた朝、オリとオシュ坊と3人で家のまわりを散歩に出かけました。朝もやがちょうど晴れて、青空が広がった頃を見計らって…。

 

公園はすっかり秋の気配。

優しい風が吹いて、ひらひらと赤い葉が落ちる、緑の芝に赤い絨毯が広がっていくその色のコントラストが美しかったです。



 

まだひんやりした朝の空気。日の光を受けて、肩を並べて歩くオリとオシュ坊。

 

日本とイギリス、別々に過ごしていたときは、お互いの名前さえ言うこともなかったけれど、やっぱり小さくても兄弟。


ロンドンの空港でお互いを見たときのはしゃぎようったら、すごかったんですから。

 


リンゴの木の森に着いたら、いつもは我が家の裏にいる2頭の馬、タラゴンとリコリッシュがいました。

 

このリンゴの木は、小さな二人でもフレッシュなリンゴをもぎとることができます。


自分のためではなく、タラゴンとリコリッシュのためにリンゴをもぎとるオシュ坊。オリはこわがって馬に近寄りませんが、虫探しをしていました。


野原や森を歩くと、必ず大きめの枝を拾ってそれを「ソード(剣)」に見立て、「ママはプリンセスで、僕とオスカーはスーパーヒーローだ。」と言うオリ。私の大切なスーパーヒーローたちは、まだまだ小さいですが心強いです。

土曜日の朝は、リッチがキラートン・マナーハウスの敷地内で5kmのジョギング。その間、私と子供達は朝露がまだきらきら光るガーデンを散策しました。

赤や黄色、そして橙色の木々が織り成す秋色の景色は、まるで絵画を見ているよう。足元には、チェスナッツやコンカーの実が転がっています。リスもそろそろ冬眠の準備を始めるころでしょうか。


四季を楽しめるというのは、とても素敵なことですね。

日本にも、イギリスにも四季があって良かったなっていつも思います。

どの季節も、とてもロマンティック。




ボーダーガーデンを横切って、パパを探しに行きます。

蛍光の黄色のトップを着ているので、とっても見つけやすいリッチ。

 

走るパパを見つけたら、「パパがんばれー!!」と一生懸命大きな声で応援するオリ。「パパ。パパ。」と指を差して目で追うオシュ坊。

 

 さてこの後は、クリスマスツリーのデコレーション視察へ。

 

お店によると来週さらに製品を入荷して全部揃うとのこと。

 

去年の我が家のクリスマスツリーを気に入ってくださった方が多く、日本のお客様からクリスマスツリーのコンサルタントのご依頼を少しいただいているので、クライアント様のご希望のツリーの構想を決めてきました。

 

白いツリーには、こういう左の写真のようなスモーキーピンク系か、ベビーブルー系でおしゃれで洗練された雰囲気。

 

緑のツリーにはやはり王道をいくような赤とゴールドを基調にした伝統的かつ可愛さを取り入れた雰囲気のものをおすすめしています。

 

我が家とヴァル叔母さんちのツリーも後者のようなスタイルです。

ヴァル叔母さんちのクリスマスツリーが掲載されているブログ記事は、ここをクリックください。

我が家の去年の小さめツリーは、こちらをクリックください。少し下のほうに載っています。

 

アレンジして買い付けたデコレーションは、11月初頭には届くようにいたしますね。

アンティークのお買い物をしていただいている皆様、12月から年明けまではイギリスの郵便の遅延や紛失の可能性が高まるので、オーダーは11月10日までに締めていただくか、年明け落ち着いてから締めていただくかのどちらかになります。

 

特にご希望がありましたら、メールにてお知らせください。

 

これから日本も少しずつ寒くなっていくことと思います。

皆様、風邪など召さぬようあたたかくしてお過ごしくださいね。


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コメント: 2
  • #1

    尚美 (日曜日, 11 10月 2015 12:50)

    弘美さん、お帰りなさい!すこし日が経って、お疲れも取れてきたところでしょうか。
    おうちの外壁の色がとても綺麗ですね。この作業をご主人がなさったという事が驚きです。自転車も風景に溶け込んでいて素敵です。リッチさんの弘美さんへの愛を感じました(^^)/。

  • #2

    ウィルク弘美 (土曜日, 24 10月 2015 07:20)

    尚美さん、ありがとうございます。
    家の外壁の色は、何色か候補があった中から迷いに迷って決めた色なので、最後までどきどきしましたが、まわりの環境とも違和感なく好きなタイプの仕上がりとなって良かったです!
    リッチが一人で塗ったのですが、塗りだしたらお隣さんや、お向かいさんのおじさん達から、屋根まで届くハシゴがあるから使えとオファーをいただいて、ご近所さんのあたたかさを感じました。^^
    自転車、今朝も風を切ってきましたよ!