18世紀以降のイギリスやフランスの銀器・カトラリー
1600年代の終わりから1800年代初頭まで使用されていたモートスプーン。ティーポットの注ぎ口に詰まった茶葉をそのハンドルの先で通すために、鋭く尖った形になっています。ボール部は、お茶に浮いた埃や茶葉などを取り除くために使用され、そのためにピアス加工になっています。裕福な家庭のみが銀職人に注文をして全て手作りであったため、様々なデザインがあり、中には紋章や花などが彫られたものもあります。